the 修行 第三回

the 修行 第三回

 

今日のテーマは伝えるということ 話をする上で伝えるということは 何が中心の部分なのかを見極めることが一番大事だ

 伝えたいことを一番に考え 余分なものを取り除くこともしくは伝わりやすくなる 付属の情報を添えて 伝える

 伝えたいことを伝えるということに関してはダンスも一緒である ダンスは音 表現を伝えている

体を通して人々に見せることによって音 表現を伝えている

音を表現する時に伝えたいのが音のニュアンスである そのニュアンスを出すために必要な項目がいくつかある

ニュアンスの出し方

まず1つ目に 音の大小 音が大きいのが小さいのかという情報を与えるそのためにすることは2つ 1つ目は エネルギーの大きさ 動く 動き そのものを強く とるか弱く取るか もう1つは 楽器選びである動かす体のパーツそのものが すでに 音の大小を伝えていることになるからである

 

2つ目は 音のベクトル 音はどちらに進んでいるのかという方向的な要素が大切 高音なら 上低音 鳴らした 平坦な音なら 横ばい 曲線 斜め ジグザグ など 音のベクトルを感じ それを 振り付けに入れていこう

 

3つ目に 音の長さ 1つの音がどのくらいの長さで 音を表現してるのかを考えよう 音の長さを表現することに大切なことが3つある それは始まりと終わりとその後の無である いつ どんな風に始まり どのくらい距離を引っ張り どのタイミングでどのように終わるか そしてその次の始まりのためにどのくらい 備えるのか それを考えながら一つ一つの動きを作ってみよう

4つ目に動きの速さ 高音 ほど早く動き 低温 ほど ゆっくり動いた方がいい 1つの動きの中に 速さと 中間色と遅さを兼ね備えたような 複雑な音も考えてみよう

 

5つ目に音のタイミング 聞こえてくる音に対し ちょうどのタイミング ジャストで音を取るのか聞いてから動く 遅 どり

遅鳥の中にもレイドバックという前の要素をゆったりと感じ 次のタイミングを遅刻 気味に入るというものもある 前の 音を大切にしているのか前の間を大切にしているのか それを感じながら次の音までを引っ張り 次の音を送れながらも素早く取ってくる 発生する音 自体を遅らせるタイプと前の音が大事だから遅れるという2つのタイプがあることを考えてみよう

 

6つ目に音のイメージ 音のイメージが柔らかいのが硬いのか 丸なのが三角なのか四角なのか 複雑なものなのか ぼんやりしたものなのか そういったイメージを体を通して見るものに伝えることが重要になってくるそのためには イメージを体の動きに変換しなくてはならない

 

7つ目に リズムの羅列 これが最も大切と言ってもいいほどリズムの羅列は重要だ 単調に並べてしまってはいいリズムは作り出せない どのように並ぶかということが重要になってくる気持ちのいいグループなどリズムを作り出すためには心地の良い音の羅列を並べた後にそこに ニュアンスを加えることが重要になっている

 

ここからは高次元だ!

最後に複雑性を出すための音の多重層を考えてみよう 最初は単体の音のニュアンスを考え 次は単体の音がたくさん並んだリズムの羅列を考え その次元を超えるためには そのリズムが複数存在するという二次元3次元を考えなければいけない 音楽というものは ドラム ベースギター ボーカル ピアノなどいくつものトラックが重なり合って成り立っているギター1本など 1トラックのように思えるものでも同時に何個もの和音をひいて ギターの中でもトラック 分かれているという考えのように ダンスのリズムの中にも1人で演奏しているが何個ものトラックに分かれるような作り方がレベルの高さを上げるために必要である

 

その次元をさらに超えるためには人数が必要となる単体の音のニュアンス  複数の音の羅列 複雑な 羅列を出すための多重奏それらをこなす人間という楽器の数量

そこまで来ると残りはダンサープラス 楽器 照明 衣装 小道具 大道具 ロケーション映像 ストーリー イメージアクター シンガーなどを加え さらに 音 表現が高次元のものと変わっていくのだ

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