ダンスにはリズムがあります
リズム感がいいほうがダンスの質がよくなります
リズム感とは?
それはリズムの音の中に
質感やニュアンスがあることです
ワン・ツー・スリーとカウントを聞くよりも
ブン・ツッ・カッ!と擬音で聞いた方が音のニュアンスがよく伝わりますよね
ダンスの中のカウントって音のタイミングの設計図のようなもの
タイミングはわかっても音の持つ強さや長さや大きさや高さなどの音質の情報はいっさい伝わってきません
伝わらないどころかひどいときは別の情報が伝わることもあります
たとえば
ドン・ドン・ドン・シュー・カッ!
という音があるとします
カウントで言うと
ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ
ファイブの音を比べてみてください
カッの二文字の音をファイブという4文字で言っています
ダンスの表現は音表現なので踊っているとき頭の中には音が流れています
頭の中の音のイメージをどれだけ正確に身体で伝えることができるのか
そう考えて歌いながら踊るとき
カッ!とう短い音をファイブ!という全く違う質感の音を歌っている時点でかなりのやりにくさがあります
歌や演奏で音楽を表現する時にまったく違う音を思い浮かべて演奏するミュージシャンはいないように
身体で音楽を表現するダンサーも
表現する音と同じ音をイメージするほうが質の高い表現ができます
一つ一つの音を大切に表現する
強弱も長さも音程も音の持つベクトルも全てが繊細に表現できた時
そのリズムは質の高いリズムとなり
それを演奏したミュージシャンやダンサーはリズム感の優れたアーチストとなるのです!
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